RPAによるバックオフィス事務の自動化(Power Automateデスクトップフロー)
2023年2月3日、日本法令様から「こんなに簡単!社労士業務が自動化できるRPA活用術」DVDを発売させていただきました。
そこでこの記事では「バックオフィスの事務を自動化とRPA」について書いてみたいと思います。
バックオフィスの事務を自動化するツールの種類
バックオフィスの事務を自動化するツールにはいくつか種類がありますが、
① ツールを使いこなすためのスキル(プログラミングスキル)
② 自動化できること
という切り口で分類すると以下のような関係になります。
自動化できること | プログラミングスキル 不要 | プログラミングスキル 必要 |
できることが限定される | Excel関数やピボットなどの機能 | |
多くのことができる | Power AutomateデスクトップフローなどのRPA | |
もっと多くのことができる | | Excelマクロ(VBA) Officeスクリプト(JavaScript) などのプログラミング言語 |
プログラミングスキルが必要なものは一般的に習得まで時間がかかる一方、自動化できることが増えるという傾向があります。
10年くらい前まではRPAもプログラミングスキルが必要でしたが、最近はプログラミングスキルが必要ないRPAが普及してきました。
そういった背景があり、いわゆる「エンジニア」でない従業員の方でも自動化できる業務が広がっています。
RPA(アール ピー エー)とは
RPAとはロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation=ロボットによる業務自動化)の略です。
私の場合は「ロボット」というとロボットアームなどを思い浮かべていましたが、RPAのロボットはソフトウェア(アプリケーション)です。
RPAの特徴として
複数のアプリケーション間で定型業務を指示(命令)したとおり順番に処理する
AI(人工知能)とは異なる
大量のデータを繰り返し処理することに向いている
コード(プログラム)を書かなくてもよい=ノーコード・ローコード
があります。
そしてRPAのメリットは
ミス防止
人件費削減
生産性UP
労働環境の向上
と言われています。
RPAの製品(ソフトウェア)として
Power Automateデスクトップフロー
WinActor
Ui Path
Automation Anywhere
がよく使われています。
以下では、Microsoftが作った無料で使えるRPA「Power Automateデスクトップフロー」について紹介します。
Power Automateデスクトップフローとは
Power Automateデスクトップフローとは、Microsoftが提供しているRPAです。
Power Automate Desktopとも呼ばれ、PAD(パッド)と略されることもあります。
Microsoftアカウントがあれば、Windows 10およびWindows 11で利用できます。
有料版のPower Automateデスクトップフローもありますが、まずは無料版でお試しいただくのがよいでしょう。
Power Automateデスクトップフローでは様々なことができますが、バックオフィスで日常的に使われているExcelの自動化も得意です。
以下の動画をご覧ください。
これまでExcel関数ではできなかった繰り返しの処理ができるようになります。
バックオフィスの事務を簡単に自動化できる時代になってきました。
ぜひ無料で利用できるPower Automateデスクトップフローをご活用しバックオフィスの自動化を進めてください。
バックオフィス事務の自動化についてはメイトー社労士事務所までお問い合わせください。
関連リンク
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Power Automateデスクトップフローのインストール
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