人事AIチャットボットの開発(1)
明けましておめでとうございます。昨年はセミナー講師として、またテクノロジーに関連して多くの方とお会いでき、おかげさまで繋がりが急拡大した刺激的な一年となりました。お声がけいただいた皆様、本当にありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年最初、そして2020年代最初のブログということで、テクノロジーとの付き合い方ついて書いてみたいと思います。
さて「働き方改革」と並んで「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という言葉も本当によく聞くようになりました。しかし、いくらDXと言っても、ITは遠い存在で何ができるかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
まず人事AIチャットボットを使ってみてください。期間限定で公開していますので、以下のリンクからどうぞ。労働法の基本的な質問に自動回答するAIチャットボットのPoCです。"PoC"は「ポック」と読み、Proof of conceptの略で「サービスのコンセプトを実証するための試作品」という意味で使っています。
人事ボット
PCとスマホ両方に対応していますが、Internet Explorerは非対応です。
メイトー社会保険労務士事務所で作った人事ボット、いかがでしたか。ITとの付き合い方として、新しいテクノロジーを1人のユーザーとして使ってみるのがよいと思います。このチャットボットの場合ですと、探している回答にすぐにたどり着けるかや、質問を入力して回答を得られるまでの時間など、サービスに対して「評価」をしてみるのがいいですね。
実は同様のAIチャットボットは約2年半前にも作っています(ブログ)。インフラは前回も今回もMicrosoft Azure QnA Makerです。しかし、技術の進歩は早く、当時はできなかった「選択肢をボタンで表示する」機能が簡単に実現できるようになりました。このボタンのおかげでユーザーに選択肢を表示することにより、回答までの導線を示すことができます。他にもサービスのUX(使い勝手)を向上させる機能が追加されていますので、技術の進歩が楽しみです。
もう一つこの2年半で大きな変化があります。それはテクノロジーそのものというよりも、それを取り巻く環境です。つまり、多くの人がテクノロジーを使い、使い方をインターネット上で公開したり、便利に使えるものを作って共有されている、そういった状況です。例えば前述の人事ボットも、riversunさんのQiitaで共有している情報とGithubで公開されているライブラリ(部品)を使わせていただいています。ライブラリは商用でも使えるものです。
ここまでで、DXの最初のステップとして新しいものを使ってみる、ということをしていただきました。
ここまでのまとめ
DXの第一歩はサービスを使ってみること
技術の進歩が著しい
入手できる情報やライブラリ(部品)が増えている
よりDXを進めるための次のステップとして、デジタル化された情報の利用/加工を促進したり、自社でサービスを作ってみるというものがあります。
次回のブログでは、このAIチャットの開発についてもう少し詳しく書きたいと思います。
人事ボット
PCとスマホ両方に対応していますが、Internet Explorerは非対応です。
お問い合わせはメイトー社会保険労務士事務所のサイトからお願いいたします。
社会保険労務士 加藤秀幸
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