中小企業の退職金
会社を退職するときに会社が支給するものに「退職給付」があります。この記事では企業規模別・学歴別・勤続年数の退職給付について紹介します。
退職給付の種類
退職給付には、主に一時金(いわゆる「退職金」)と年金の2つの形態があります。
退職一時金
退職時に一括で支払われる金額で、いわゆる「退職金」です。
支給額は、勤続年数や退職時の給与額、企業の規定などによって異なります。
一括で受け取ることにより、退職後の生活資金の基盤を作ることができます。
退職年金
退職後、定期的に支払われる金額です。
一時金と異なり、長期間にわたって支給される形態です。
退職年金は、企業年金や公的年金の形で設定されることが多いです。
企業年金は、企業が設ける退職金制度の一環として、また公的年金は国が管理する制度として運用されます。
退職給付(一時金・年金)制度の形態別退職者1人平均退職給付額
勤続20年以上かつ45歳以上の定年退職者で
企業規模が30~99人
大学卒(管理・事務・技術職)
勤続年数別
を見てみましょう。
単位は「万円」です。
勤続年数 | 退職一時金制度のみ | 退職年金制度のみ | 両制度併用 |
20~24年 | 774 | 417 | 1,540 |
25~29年 | 657 | 455 | 800 |
30~34年 | 1,403 | 1,977 | データなし |
35年以上 | 1,881 | 2,409 | 1,571 |
勤続年数によらない平均 | 1,277 | 1,386 | 1,421 |
他にも大企業(1,000人以上や300~999人)、中小企業(100~299人)の企業規模別、高校卒や中学卒の学歴別のデータもありますので、詳細は厚生労働省のサイトをご覧ください。
出典
退職給付(一時金・年金)の支給実態
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